本学のストレスケアへの取り組み
蒼嶺学園大学は、厳格な学則と高度なカリキュラムにより、学生が深い学問と人間形成に取り組む環境を提供しています。この環境は大きな成長の機会である一方で、強い精神的負荷を伴うことも事実です。本学は、学生一人ひとりが健康に学び続けられるよう、ストレスケアとメンタルヘルス支援を最重要課題の一つとして位置づけ、以下の取り組みを積極的に行っています。
- 専門カウンセリング
キャンパス内に常駐する臨床心理士・公認心理師資格を持つ専門カウンセラーが、個別相談に応じます。予約制・秘密厳守で、週5日・夜間帯も対応可能です。悩みの内容や深刻度に応じて、短期的な傾聴から長期的な心理療法まで柔軟に支援します。 - 森林浴の推奨(本学保有林での上半身裸森林浴)
大学が保有する広大な森林エリアを活用し、特に夏季から秋季にかけて、上半身裸での森林浴を強く推奨しています。体育活動と同様の服装基準(学部別ハーフパンツのみ)を適用し、木漏れ日や風を直接肌で感じながら静かに過ごすことで、自然との一体感を得られます。教員や上級生がガイド役となる「森林散策プログラム」も定期的に開催しています。 - 療養施設での休養支援
カウンセリングで必要と判断された場合、または学生本人の申し出により、休学して本学が提携する山中の療養施設での長期療養を認めています。施設は静かな自然環境にあり、軽い散歩や読書を中心とした生活を送りながら、心身の回復を図ります。療養期間中の学籍は保護され、復学時の単位認定や学費措置についても柔軟に対応します。
これらの支援はすべて無料(療養施設の滞在費の一部補助あり)で、利用を申し出た学生に対するいかなる不利益取り扱いも一切ありません。
この取り組みの意義
本学がストレスケアに力を注ぐ理由は、以下の通りです。
- 厳しい環境だからこそ必要な「心の強さと優しさ」の両立
本学の教育は、学生に高い負荷をかけることで真の強さを育みます。しかし、強さとは「耐えること」だけではなく、「自分の限界を認め、適切に休息を取ること」も含みます。ストレスケアは、学生が自己を大切に扱う姿勢を学び、生涯にわたる心の健康を築くための重要な教育の一部です。 - 自然を活用した独自の回復手法
上半身裸での森林浴は、体育活動で培った「肌で自然を感じる感覚」を活かし、科学的にも証明されている森林浴効果(副交感神経の活性化、ストレスホルモン低減)を最大限に引き出します。高原の清浄な空気と広大な森は、本学だからこそ提供できる特別な癒しの場です。 - 休養を恥じない文化の醸成
療養のための休学を積極的に支援することで、「休むことは弱さではなく、復帰するための賢明な選択である」というメッセージを伝えています。復学した学生の多くが「一度立ち止まったからこそ、より深く学べるようになった」と語るように、この制度は長期的な成長を支えています。 - 学則違反・成績不振への対応における優先順位
本学の学則は厳しく、違反や成績不振に対しては体罰を含む指導を行う場合があります。しかし、これらの問題がストレスやメンタルヘルスの不調に起因していると判断された場合には、罰則を優先せず、まずストレスケア・メンタルヘルス支援を最優先とします。カウンセリングや森林浴、必要に応じた療養を通じて根本原因にアプローチし、学生が健全な状態で学則を守り、学業に取り組めるよう支援します。この姿勢は、「罰する」のではなく「育てる」ことを本学の教育の本質と考えるからです。 - 予防から回復までの一貫した支援
カウンセリングによる早期発見、森林浴による日常的なリフレッシュ、療養施設による深い回復――この三層の仕組みにより、学生がどんな段階でも適切な支援を受けられる体制を整えています。
蒼嶺学園大学は、厳しさの中にこそ深い優しさを宿す教育を目指します。
学生の皆さんが、心身ともに健康で、充実したキャンパスライフを送れるよう、全教職員が一丸となって支援いたします。何か気になることがあれば、いつでも相談室のドアを叩いてください。
── 蒼嶺学園大学 学生支援センター・広報課







