本学の全寮制の特徴

蒼嶺学園大学は、創立以来、全学生がキャンパス内の寮で生活する完全全寮制を採用しています。
人里離れた高原に位置する広大なキャンパスには、複数の寮棟が点在し、学生全員が同一の環境で日常生活を送ります。外部からの通学は一切認められず、入学から卒業まで寮生活が義務づけられています。

  • 寮室の区分:寮棟は男女混合ですが、階ごとに男子階・女子階を明確に分けています。同一階内は同性のみとし、プライバシーを厳格に守っています。
  • 共用スペース:ロビー、食堂、ラウンジ、自習室は全学生が共有し、学部・学年を超えた男女の自然な交流が生まれています。大浴場は男女別時間帯制または別施設で運用。
  • 洗濯室:プライバシーと安全を考慮し、男子専用・女子専用の洗濯室を別々に設置しています。利用時間は門限内で自由ですが、共用機器のマナー厳守を徹底しています。
  • 食事:食堂で朝夕2食を提供(栄養バランスを考慮した献立)。ロビーや食堂では、男女の垣根なく活発な会話が日常的に行われ、互いの視野を広げる機会となっています。
  • 門限・生活ルール:厳格な門限(22時)を設け、夜間の外出は原則禁止。寮内での飲酒・喫煙も一切認められません。
  • 教員の居住:教員は基本的には近隣から通勤ですが、生活指導担当教員および舎監はキャンパス内に居住し、夜間の巡回・相談対応・緊急時の指導を行います。これにより、学生の安全と規律が24時間体制で守られています。

全寮制を採用する意義

本学が全寮制を維持し、階で男女を分けつつ共用スペースでの交流を促進し、洗濯室を男女別に設ける理由は、以下の教育的な意義に基づいています。

  1. 外部の誘惑から隔絶された集中環境の提供
    高原の孤立した立地と全寮制により、学生は都市の喧騒や流行から遠ざかり、学業と内面的修養に全力で取り組めます。共用スペースでの健全な交流は、心のバランスを保つ役割を果たします。
  2. 強い連帯感と自然で敬意ある人間関係の構築
    ロビーや食堂での日常的な男女混合の交流は、性別を超えた敬意と理解を育てます。階ごとの区分と洗濯室の男女別設置によりプライバシーと安全を確保しつつ、自然な会話の場を提供することで、健全で成熟した人間関係を築く基盤となります。
  3. 規律と自己管理能力の徹底的な育成
    門限、共用スペースのマナー、清掃当番などのルールが、自己管理力を鍛えます。生活指導担当教員・舎監の常駐により、夜間も適切な指導が可能となり、学生の責任感をより深く養います。
  4. 常駐教員による密接で迅速な指導体制
    生活指導担当教員と舎監がキャンパス内に居住することで、授業外の時間や夜間でも即時の相談・指導が可能です。食堂やロビーでの偶然の出会いが、学生の成長を大きく加速させます。
  5. 平等で公正な生活環境の実現
    全員が同じ寮・同じ食事・同じルールのもとで生活するため、経済的背景による差が生じにくく、純粋に努力と人格で評価される風土が根付いています。洗濯室の男女別は、快適さと安全を両立させるための配慮です。
  6. 自然との一体感と心身の調和
    森と湖に囲まれた寮生活は、四季の移ろいを肌で感じ、朝の体操や森林浴を通じて自然と調和した生活リズムを身につけます。共用スペースでの穏やかな交流が、心の平穏をさらに深めます。

蒼嶺学園大学の全寮制は、プライバシーと安全をしっかり守りながら、男女の自然な交流を促し、生活指導担当教員・舎監の常駐により24時間の支援体制を整えています。
これにより、社会に出てからも健全で豊かな人間関係を築ける基盤を提供します。
卒業生の多くが「寮での日常会話が、自分の視野を広げてくれた」「かけがえのない仲間と出会えた」と振り返っています。ここでの共同生活は、皆さんの大学時代を最も濃密で、意義深いものにするでしょう。

── 蒼嶺学園大学 広報課