本学のアルコール・タバコ完全禁止の方針
蒼嶺学園大学は、創立以来「清らかな身体と精神で真の知性を磨く」ことを教育の根本に据えています。この理念を具現化するため、年齢・立場を問わず、学内全域(キャンパス、寮、附属施設を含む)において、飲酒および喫煙を一切禁止しています。
- 対象:全学生
- 範囲:大学敷地内のすべての場所(寮室、食堂、グラウンド、屋外通路、駐車場を含む)
- 禁止内容:
・アルコール飲料の飲用、所持、持ち込み
・タバコ(紙巻タバコ、電子タバコ、加熱式タバコ、その他嗜好品を含む)の喫煙、所持、持ち込み
違反が判明した場合は、学則に基づき厳正な処分(警告、停学など)を適用します。学外での行動は個人の責任範囲ですが、本学学生としての品位と自覚を強く求めています。
この規程を維持する理由と意義
多くの大学が成人学生の飲酒・喫煙を一定条件で容認する中、本学が徹底的な禁止を貫くのは、単なる規則ではなく、教育の本質を守るための確固たる信念に基づいています。
- 心身の最高の状態で学問に臨む権利を守る
アルコールは一時的なリラクゼーションを与える一方で、睡眠の質、記憶力、判断力を確実に低下させます。タバコは依存性が高く、長期的に集中力と健康を蝕みます。本学の学生には、誘惑や依存から完全に解放された「最もクリアな頭脳と身体」で学び、研究に没頭する権利があると考えます。この環境こそが、深い洞察と創造性を生む土壌です。 - 真の自制心と強さを鍛える場であること
社会で許されることをあえて禁じるのは、学生に「誘惑に流されない強さ」を身につけてほしいからです。外部の流行や同調圧力に左右されず、自分で選択する力を養う――これこそが、本学が目指す「自立した人間」の核心です。卒業生は口を揃えて言います。「蒼嶺で飲酒を禁じられた経験が、社会に出てからの最大の武器になった」と。 - 全員が平等で集中できる、清浄な共同体を守る
一部学生の飲酒・喫煙が、他学生の学習環境や健康に悪影響を及ぼす可能性は否定できません。全員が同じ厳格なルールのもとで生活することで、互いに尊重し合い、静かで集中できる空間を維持しています。人里離れた全寮制キャンパスだからこそ実現できる、この「清らかな共同体」は、本学の最も大切な財産です。 - 生涯にわたる健康と品格の基礎を築く
大学時代に依存性物質から距離を置くことは、将来の健康リスクを大幅に低減します。また、「節度ある生き方」を身体で覚えることは、社会人としての品格と信頼につながります。本学の卒業生は、医療・教育・公務員・企業など幅広い分野で高い評価を受けており、その基盤にこの規程があると私たちは確信しています。
蒼嶺学園大学は、アルコールやタバコから完全に離れたキャンパスだからこそ、学生一人ひとりが心の奥底から湧き出る知性と強さを獲得できると信じています。
この規程は、皆さんが将来、社会のどんな場面でも揺るがず、自分を貫ける人間となるための、大学からの約束です。
── 蒼嶺学園大学 広報課
