本学の化粧・毛染めの方針

蒼嶺学園大学では、「清らかな外見で内面の修養を深める」ことを重視し、学生の外見に関する以下の規程を設けています。

  • 授業日(月曜日〜土曜日の授業・行事日)
    化粧(メイクアップ全般、ネイル、マニキュア、付けまつげを含む)は一切禁止です。
    また、授業期間中(学期中)の毛染め・脱色も禁止とし、自然な髪色(黒または暗褐色)を保つよう求めています。
  • 休日・休業期間(日曜日、祝日、夏季・冬季・春季休暇)
    私的な化粧および毛染めは自由です。学生が個人の時間を尊重し、リフレッシュや自己表現を楽しむ機会として認めています。
  • 特別措置
    就職活動のための面接日等については、事前申請により授業日でも控えめなナチュラルメイクを許可します。

また、本学では女子学生を対象に、以下の化粧セミナーを定期的に開催しています。

  • 私用化粧セミナー(休暇前開催):休日・休暇中の自然で健康的なメイク方法を学ぶ。
  • 就職活動向け化粧セミナー(3・4年生対象):社会人として適切で清潔感のあるナチュラルメイク、面接時の印象管理を専門家(美容講師・キャリアセンター職員)が指導。

セミナーは任意参加・無料で、化粧品の貸出も行っています。

この規程の意義

本学が授業日・授業期間中の化粧・毛染めを制限する理由は、以下の教育的な意義に基づいています。

  1. 外見への過度な意識を排除し、学業・修養への集中を促す
    化粧や毛染めは個人の自由ですが、毎日の準備に時間を費やしたり、他者との比較を生んだりする可能性があります。授業期間中は外見をシンプルに保つことで、学生が学問、人間形成、内面的な成長に全力を注げる環境を守っています。
  2. 清潔で自然な美しさを育む
    化粧をしない期間を長く設けることで、素顔に自信を持ち、健康的な肌や髪を保つ習慣が身につきます。本学の厳しい自然環境の中での生活は、過度な装飾を必要としない「本物の清らかさ」を学生に実感させます。
  3. 平等意識と規律の徹底
    全員が同じ基準で自然な外見を保つことは、経済的背景や外見による差を最小限に抑え、純粋に知性・努力・人格で評価される風土を強化します。これは制服・体操着のルールと共通する、本学の平等教育の重要な一環です。
  4. 休日・休暇中の自由とのバランス
    授業期間中の制限があるからこそ、休日や休暇中の化粧・毛染めが特別な楽しみとなり、心身のリフレッシュにつながります。この「緩と急」のバランスが、学生の自律心とストレス管理能力を育てます。
  5. 社会に出るための実践的な準備
    就職活動向けセミナーは、授業期間中の制限を補う形で、社会人として求められる「清潔感」「適切さ」「TPOに応じた外見管理」を具体的に教えます。私用セミナーも含め、化粧を「自己表現のツール」として正しく使いこなす力を養う機会を提供しています。

蒼嶺学園大学は、外見の制限を通じて学生が「内面から輝く強さ」を獲得し、同時に社会で必要とされる柔軟な対応力を身につけることを目指しています。
素顔で過ごす日々が、皆さんの本当の美しさと自信を育む時間となることを願っています。

── 蒼嶺学園大学 広報課