本学のアルバイト・インターンシップの方針

蒼嶺学園大学は、全寮制の厳格な教育環境のもと、学生が学業と人間形成に完全に集中できるよう、以下の規程を設けています。

  • 授業期間中(学期中)のアルバイト
    一切禁止とします。授業日・休日を問わず、学内・学外を問わず、報酬を得る労働(一般的なアルバイト)は認められません。
  • 授業期間中のインターンシップ
    大学が教育上有益と認めた場合に限り、事前申請・許可を得て参加可能です。
    許可基準:専攻に関連する実践的な学びが期待できるもの、単位認定可能なプログラム、無償または少額の謝礼に限るもの。キャリアセンターが審査を行い、学生の学業負担を考慮して判断します。
  • 休業期間(夏季休暇・冬季休暇・春季休暇)中のアルバイト・インターンシップ
    自由です(有償・無償を問わず)。学生が社会経験を積み、労働の意義を実感する貴重な機会として積極的に認めています。事前の届出は不要ですが、安全で適切な活動を推奨しています。
  • その他の例外措置
    大学が認める教育目的の無償ボランティア活動や、研究・課外活動に関連する補助業務(TA、RAなど)は、授業期間中でも許可する場合があります。

本学の奨学金制度との連携

本学では、経済的な理由でアルバイトが必要になる状況をできる限り排除するため、給付型・貸与型の奨学金制度を充実させています。

  • 給付型奨学金:成績優秀者、生活困窮者、特定の分野で優れた人材に対し、返済不要の奨学金を複数種設定。授業料全額免除から生活費支援まで幅広く対応。
  • 貸与型奨学金:無利子・低利子の大学独自制度を用意し、卒業後の返済負担を軽減。

これらの制度により、ほとんどの学生が授業期間中の金銭的なアルバイトをせずに学業に専念できています。経済的な不安がある場合は、学生支援センターが個別に相談に応じ、最適な支援を提案します。

この規程の意義

本学が授業期間中のアルバイトを禁止しつつ、インターンシップを選択的に許可する理由は、以下の教育的な意義に基づいています。

  1. 学業と修養への完全な集中
    高度なカリキュラムと厳しい学則のもと、授業期間中は学問・体育・寮生活に全力投球する必要があります。一般アルバイトによる負担を排除しつつ、教育的に価値の高いインターンシップのみを許可することで、実践的な学びを妨げず学業を優先できるバランスを実現しています。
  2. 経済的格差の解消と平等な機会の提供
    奨学金制度を充実させることで、家庭の経済状況に関わらず、全ての学生が同じ条件で大学生活を送れます。アルバイトの有無による差が生じないため、純粋に知性・努力・人格で成長できる公正な環境を守っています。
  3. インターンシップを通じた質の高い社会体験
    許可制とすることで、単なる労働ではなく「専攻に関連した専門性の向上」「キャリア形成に直結する経験」を重視します。学生は大学が厳選したプログラムを通じて、社会の現場で本学の学びを活かし、深い洞察を得ることができます。
  4. 休業期間の自由とのバランス
    授業期間中の制限があるからこそ、休業期間のアルバイト・インターンシップが特別な意味を持ち、心身のリフレッシュと社会経験の両立が可能になります。この「集中と解放」のメリハリが、自律心と時間管理能力を育てます。
  5. 卒業後の強固なキャリア基盤づくり
    授業期間中に学業に専念し、許可された質の高いインターンシップや休業期間の経験を積んだ学生は、深い専門性と実践力を備えて社会に出ます。卒業生は「蒼嶺での時間配分が、キャリアの大きな強みになった」と語る人が少なくありません。

蒼嶺学園大学は、経済的な心配から学生を解放し、学びと成長の時間を最大限に豊かなものにすることで、真に強い人材を育てます。
インターンシップを希望する学生は、ぜひキャリアセンターにご相談ください。大学が皆さんの将来を全力でサポートします。

── 蒼嶺学園大学 広報課